お知らせ

初段審査に合格されましたK風さんの感想です。

8月08日

◇初段審査を終えて
〈合気道を始めたきっかけ〉
息子には“いじめられっこ子”にならないように小学校2年の新学期から何かにつけて、好きな武道をしてみないかと話すこと3年後、合気道なら友達(I原君)が習っているから一度見に行ってもいいよと返事をもらい初日の見学となりました。
土曜午前に付き添いで息子をつれて洗心館に見学に伺うと、息子がもじもじとしているため、息子の手を引っ張り、失礼と分かりつつ作業服のまま畳の上に上がり柔軟体操を行い午前の稽古に参加させて頂いた結果、初段審査を迎えることになりました。

〈合気道の楽しさ〉
学生時代には運動神経という点では多少の自信があり、現在でもこの自惚れはあるのですが、合気道という武道に関しては全く歯が立たないというか、入門当初、先生の手本を見ていざ体を動かすと左右の手足、体の移動・反転など、なぜお手本のように体が動かせるのか不思議であり、動かせない自分が恥ずかしく、諸先輩方にご迷惑をかけている気持ち反面、私にできないことはないと思いつつもできない。

このできないことをほんの少し先生に近づけているのではないかと感じる瞬間が合気道を続ける楽しさだと思っています。
ただ、過去2人の先輩方に北風さん上手ですねと言われた入り身投げについては、変な自身からかこの技は楽しい技の一つです
その反面、一教の表・裏ともこの5年間にしっくり出来た試しがなく、この先楽しい技になるのか疑問を感じますが難しいから稽古を行う楽しさと割り切っています

〈初段審査について〉
審査前には、須磨師範、今泉先生、諸先輩方の計らいで、初段審査にある技の練習を行って頂いたにもかかわらず、私の感覚では90%は出来るだろうと思っていたところ、50%の出来であろう結果について、もう少し練習をすべきであったと反省のみでありますが、その晩に考えていたことは、2段審査前には、初段審査の技が100%出来るように稽古すればいいだろうと勝手な解釈で自分を正当化しています。楽観的に物を考える私の悪い点であります。
今後、初段審査を受けられる同輩にアドバイスができるとすれば、各審査技の入りを整理し、覚えるとすんなりと技が出来たのではないかと振り返ります。
例えば:横面打ちの短刀取5本について話すと、初動作で左側面に入身し技が進む五教・肘返し、初動作で右側面に入身し進む技が小手返し・四方投げ・呼吸投げだと思います。
ただし、審査時は突きから始まりますので短刀取の突きで整理することをお勧めします。横面打ちで整理していた私は、突きの短刀取から始まり多少のパニックに陥り、その後の全体の出来が50%となったと思いたいのですが、結論としては、練習不足です。審査時の先輩F野様にはたどたどしい技にお付き合いして頂き感謝しかありません。

〈有段者の自覚として〉
同輩との稽古で、違和感がある場合に、たぶんここが違うのではと説明していましたが、今後、各技に対して、足の運び位置・視線の方向、相手との距離感など順序正しく、師範、先生の言葉を理解して、私が出来なくても言葉で説明できる整理整頓に励みたいと思います。
上記の教訓は、住之江道場にて今泉先生より、昇級前の小学生に前受け身・後受け身を見てあげてと頼まれたとき、後ろ受け身の順序が正しく出来ていたか疑問に感じた1日があり今でも正しかったのかと不安です。
当時は2級だったと思いますが、何となく覚えるのではなく、一つ一つの動作の意味を理解して技全体を覚えるように稽古に励みたいと思います。

〈最後に〉
毎回御指導してくださる須磨師範と今泉先生、一緒に精進してくださる大阪合氣塾の塾生の皆様に、息子(健)共々、今後もお付き合いして頂けることをよろしく御願いします。

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