2段審査に合格されたNさんの感想です。
4月24日
今回2段審査を受けるにあたり、自己を見直す機会を頂いたことに心から感謝致します。
初段審査から一年半が経ち気付けば肩から腕が太くなり、相手をして頂く皆様からは「力が強くなった、重くなった」などのお褒めのお言葉を頂き嬉しい限りです
〜繰り返すことの大切さ〜
合気道の技は難しく以前は「足をあーして、腕をこーして・・・」と考えがちで家で悩んでいましたが、まずはできるだけ多く稽古に参加することを心がけました。繰り返し稽古に参加し、同じ動きを何度も繰り返す事で、自然な動きが身につきます。相手の力が加わることで頭で考える動きとは違った形になり、力を感じて初めて技に繋がるのだと思います。
毎回同じ技の稽古であっても、何一つ同じものはないと言えます。ひとつひとつに気付きがあるからです。相手がいるからこそまた気付きがあるのだと感じました。
その気付きが間違いであってもそれも成長するための過程であると信じ、一歩前進し一歩後退してを繰り返しながら少しずつ前に進んでいければ良いと思います。
この繰り返しは身をもって実感できたことなので合気道以外の生活の中でも活かしていきたいと思っています。まずは実践してみる。それを何度も繰り返す。次第に身につき結果が現れる。継続は力なりとよく耳にする言葉ですが私自身苦手でなかなか実行できないこともありますが、無理なく上を見過ぎずに今できることからコツコツとやっていければと思います。
〜中心を考える〜
「自分の中心を守って、相手の中心を崩す」須磨先生が仰られる言葉です。
私も有段者の仲間入りをさせて頂いたことで、先輩方が受けで負荷をかけてくださるようになり、腕力ではどうにもならないということを思い知りました。やはり中心が大事だと。しかし「中心が解る」には時間がかかると感じました。
どうしたら中心を守れるのか。
姿勢から見直しました。半身の構え、出会い、目線。出会いの時点で半身になり中心を守れる姿勢ができなければ相手の中心を崩すことはできません。入り身転換では中心がブレない足運びを意識する。中心がどのように移動するのか。腕の動きは剣の理合を意識し、剣を振る時の中心から中心に戻るまでの動き。今はまだ中心の技ができなくても、中心を「感じる」ことを受けと取りと両方で意識して、中心が「解る」を目指していきたいです。
須磨先生の受けを取らせて頂いて感じたことは、とても柔らかく、そして力強いという印象です。自分で自分の受けを取ることはできないので相手に自分の技が先生と同じような印象で伝わるように、いつかできる日が来ると信じて鍛錬していきたいと思います。
次3段の審査を受けさせて頂ける時にどのような気持ちで臨めるのか、技術はもちろんですが精神的にもっと強くなっていることを自分自身に期待したいです。
須磨先生をはじめ一緒に稽古してくださる皆様あっての自分だと思いますこで、これからもご指導の程よろしくお願い致します。
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