お知らせ

3月の審査で初段に昇段されましたO島さんの小論文です。

4月02日

3月の審査で初段に合格されましたO島さんは、当塾にとりまして白帯から稽古を始められ昇段された女性第1号です。本当におめでとうございます。

合気道について考えたこと

 

 初段審査を受けることは遠くにある目標であり、実現するのは疑わしいと思っていました。息子と体験入門した時は、子どもが慣れるまで一緒に頑張ってみようと思っていただけでした。5歳の保育園児だった息子も12歳になりこの春からは中学生です。私にとって合気道は生活の一部となり今に至っています。

 

 よく友人に合気道の楽しさを伝えようと話をするのですがなかなか難しく、私が勧誘できた入門者は誰もいません。しかし私が合気道を楽しんでいるのは十分に理解してもらえています。

 

 合気道の魅力は何でしょうか。私の場合は合気道の魅力より先に、大阪合気塾の魅力に引き付けられたと思います。よき指導者よき先輩よき同輩、仲間の皆さんの中で稽古できる楽しさでいつの間にか初段審査を受けるまで続けていました。三級まではただ楽しかったのですが、二級、一級の審査では自分のできないことで不安いっぱいのまま審査を受けるような状況でした。

 

 それでも最近は技の手順だけでなく手や足の動き,向き、角度、力の方向などの違いで技の切れ味が全く変わってくることを意識するようになりました。もちろん思うようにはいかず、何度も同じところをぐるぐると回っているようでなかなか上達しません。基本の技を繰り返して出来ていたと思っていたものが、そうではなかったと気づくこともあります。身体の柔軟性も乏しく体幹も弱い、受け身はまだまだです。三歩進んで二歩下がるぐらいであればよいのですが、一歩も進んでいないと思うこともあります。

 

 自然で無理のない動きの技、身体が安定していて姿勢が良い、理想とするものにはなかなか近づくことはできませんが意識して稽古したいと思います。

 

 初段審査は技の種類も多く稽古の度に落ち込みましたが、師範をはじめ、たくさんの先輩や仲間の皆さんが励ましてくださいました。このことがなにより力となりました。

 

 課題はたくさんありますが、継続は力なりを信じてこれからも合気道をつづけることができたらこれ以上の幸せはありません。

 

 

 

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