12月の審査で4段審査を受けられるO磨O夫さんの小論文です。
12月17日
合気道について
私と合気道とのつながりは昭和46年に遡ります。それから42年間、合気道と細く長くお付き合いをしてきました。合気道と一言で言っても中身は様々です。これまで多くの方々の合気道に触れ、その受けを取らせて頂き、その度に新しい発見があり、その経験が私の身体の中に蓄積されて、私の合気道が形成されて来たと思います。そして一番大きく影響されたのが、大阪合氣塾での稽古です。
合気道で最も重要なのは基本技と呼吸法だと思います。体の転換・一教・入り身投げ・四方投げなど、基本がしっかり身に付くと、相手の攻撃方法が違っても全て対処出来きるものです。そして心のコントロールが息です。自分の心と書いて「息」と読みます。自分の心を操るには、吸ったり吐いたり息を上手に整える事が重要です。合気道上達の鍵は基本技と呼吸法と、もう一つ、道場の雰囲気が明るい事だと考えます。大阪合気塾そのものです。
体力・精神力と合気道の関係ですが、合気道は普通に稽古していると、知らず知らずの間に体力と呼吸力が付くことも魅了です。体力の向上がないと精神力も強くならないと思います。よく心・技・体と言いますが、健全な身体に健全な精神が宿り、技量も向上するのだと思います。青少年の健全な育成には最適な武道だと思います。しかし、その分、指導者の指導法が重要になってきます。相手の力量を知り、分かり易い指導を行う事により、やる気を起こさせる。人は「感激が有るから向上があるのです」強さを誇示するような指導では上達はありえません。これから私は自身の研磨(心・技・体)と合気道普及に貢献して行いと考えております。
余談ですが、開祖植芝盛平先生は、弟子の特性を活かした指導法をされたと聞きいています。柔道出身の方、居合道の方、空手道の方等々それぞれお持ちの特性を取り入れた合気道を指導されたとの事です。素晴らしい事です。
私にはそんな真似は出来ませんが、一人一人の特性(体格・男女・腕力など違い)に合った合気道を心がけて行いと思っています。
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