お知らせ

初段審査に合格した宝塚教室の前Oさんの感想文です。

10月16日

私にとっての合気道

 私は小学6年生から合気道を始めました。きっかけは友人の誘いです。それまで合気道のことは全く知りませんでした。漠然と武道していると強くなれるし、かっこいいなあ、なんか武道をしたいなあ、と思っていました。そんなときに近所で合気道をしていると聞き、体験に行きました。最初は遊び感覚でしたが、年を重ねるにつれて合気道自体の楽しさが段々気付いてきました。

 私は合気道を始めてまだ5年しかたっておらず、その上いろいろなことを意識して稽古するようになったのは最近です。しかし、そのわずかな期間の中でも合気道を通して大切だと感じたことは沢山あります。

 一番は「呼吸」です。昔はよく息があがっていましたが、高校で長距離を始め、慣れたからか最近は以前よりましになりました。しかし、歳をとっても全然呼吸が乱れない人もいます。合気道は人生経験が長いほど上手い、というのは本当だと感じます。普段、呼吸は何気なくしていることなのでおろそかにしがちです。でも、呼吸しているからこそ人は生きているし、稽古でも重要な要素の一つです。呼吸がないと技がきまらないので。私はその面、稽古で意識をあまりしていないので、今後の課題の一つです。

 黒帯は私にとって憧れの存在です。初めて黒帯の先輩方の稽古をみて、凄いなあ、と感動した記憶があります。合気道は稽古する仲間がいないとできません。黒帯の人は初心者なら初心者に、出来る人なら出来る人に、という風にその人に合わせた受け取りをし、いかに取りが技をやりやすく自分の身を守る受けをするか、が重要になると思います。

 黒帯になると受けで失敗したら自分の責任になるから、厳しくなることや、初段の「初」という漢字は初めに戻る、今からがスタートという意味もある、と聞きました。なので、これからの稽古は初心に返り、受け身や入り身といった基本的なことを意識したいです。また、私の今通っている教室は有段者があまりいないので、多くの人が稽古にくる研鑽会等に積極的に参加し、より広く合気道を知りたいと思います。

 今後は大学受験が再来年に迫っているので、稽古にいく機会が減ると思います。だからその分、普段の生活から稽古に繋がることを意識し、稽古場以外での稽古をしたいです。 初段になったことが終点ではなく、始点だと考え、今まで以上に稽古に励みたいと思います。

 最後になりましたが、私が黒帯を頂くまで教えて下さった羽賀先生、今まで本当に有難うございました。

今後ともよろしくお願いします。  

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