今回、2段審査を受けられるF野さんの感想です。
6月21日
2段審査を前に思うこと
合気道の稽古をはじめてから、何時の間にか2段審査を受けるまでになりました。
入門当初は50歳前からはじめる私が稽古についていけるのだろうか、腰は大丈夫か、怪我しないか、明日の仕事に差し支えないかなど、不安ばっかりでした。
当時は稽古に参加されているのが殆ど有段者の方が多く、白帯の方の参加は2~3人程度、小人数の稽古が多く、稽古相手は有段者の方で厳しい稽古も多かったですが、5級4級のこの時期の稽古で鍛えられ、ご指導して頂いた事が、今考えると基礎作りにプラスになっていると思います。
ここまで続けられたのも、師範をはじめ、諸先輩・道場生の皆様のおかげです。また家族の理解が無ければここまで続けられませんでした。皆様には感謝するしだいです。
継続は力なりと言いますが、続けていれば、それなりに成果に現れます。現れた成果を合気道以外にも活かす事が出来ればより良い幅広い合気道になるはずです。
今まで、合気道の稽古をするにあたっては、体の中心と重心を一致させ、常に体軸に気をつけての稽古、そして張りのある美しい姿勢を心がけて稽古してきました。まだまだ課題にして稽古してきた事も殆んどできていないレベルですので、常に意識を高め継続していきたいです。
また、最近改めて思う事ですが、諸先輩方との稽古で気付くことですが、焦らず・慌てず如何に無駄な力を抜き必要な力は丹田から出す。丹田を意識する事の重要性を感じます。これからの課題として取り組む事が、上達の糧であると思います。
合気道は、他の武道の様に、試合がないので日々の稽古こそが全てのように思います。
また、心には余裕を残しつつも、今の自分の全ての力を出し切れる稽古が大事だと思います。
審査前、体調を崩し3カ月以上稽古を休んでしまい、稽古不足で筋力が低下まだ元に戻らない状態で、体力不安での審査になりますが、如何に不調の中で最高の対応ができるかの挑戦になります。審査はいい節目になり、普段の稽古の自己採点、気付きの機会でもあり、今後の課題が明確になり、更なる成長の通過点となるので、自分に負けないよう精一杯臨んでいきたいと思います。
今回の審査に当たって、上記に記してある諸先輩方からよく注意される焦らない・慌てない・腕の力に頼り過ぎないを注意しながら、姿勢・間合・心・気力の一致を大事に、一つ一つ基本に忠実な技を心掛け、見取り稽古されている方々の良き悪きに関わらず参考にして頂けたらと思っています。
これからも、基本を大事に自分も稽古相手の方も怪我をしない様に気をつけて、皆様と一緒に楽しく稽古を続けていきたいと思います。引き続き宜しくお願い致します。
お世話になります。いよいよF野さんの審査ですね。直近の稽古が足りずに、不安と焦りを感じつつの審査になのではないかと、思います。
出来る時に出来る事を出来る限り、そして少し欲を持って当たり前のように向き合う事。私は、そんな事を考えていつも稽古に臨んでいます。あとは、自分を評価するのは他人で、日本においては着物を着るように腹で評価される、そんな事も考えています。
常に一通過点ですよね。
審査、楽しみにしています。宜しくお願い致します。