12月3日に3段審査を受けられますM本さんの感想です。
12月01日

大阪への転勤と同時に、大阪合気塾で稽古させていただくようになり、約三年が経ちました。
この度、大阪合気塾で昇段審査を受けさせていただけることになり、よい機会でありますので、
いろいろと振り返ってみたいと思います。
合気道との出会いは、中学二年生のころでした。
母が、あまり運動をしない私(と弟たち)を連れて、近所の道場へ通い始めました。
公民館を借りて稽古していたのですが、少年部は10人にも満たず、周りは大人ばかり…
運動嫌いも相まって、当時は稽古に行くのが苦痛でしかありませんでした。
そんな状態でしたので、高校二年生になると受験勉強を理由に稽古を止めてしまいました。
大学に入学し、心機一転なにか活動しようと思っていたところ、
偶然にも、以前通っていた道場の師範が、大学の合気道部で顧問をされているということを聞き
合気道部へ入部して、再び稽古を始めました。
ところが、学生合気道のハードな稽古の毎日に、高校時代に痛めた膝が悪化して、
稽古どころか通学もままならない状態となって、わずか三ヶ月で断念。
この時は、もう合気道と関わることはないと思っていました。
社会人となって、急激な環境の変化と仕事のストレスで、一年で10kg以上太ってしまい、
このままではいけないと、再び、以前の道場へ通わせていただくことにしました。
師範はじめ、当時の先輩方がまだたくさん残っておられ、久しぶりに顔を見せた私を暖かく迎えて頂きました。
仕事が忙しく、何ヶ月も稽古ができない時期もありましたが、「細く長く無理せず稽古を続けて
ください」と師範から仰っていただき、目標だった30歳直前に初段をいただきました。
大阪へ転勤となり、ネットで道場を探し、最初に大阪合気塾を見学させていただきました。
有段者の方がたくさん稽古されていて、活気があるなというのが第一印象でした。
審査に向けて、姿勢、中心、間合いを改めて意識して稽古しました。
中心を意識し、自らの姿勢を崩さず、足捌きで間合いを保ち、肩の力を抜き、呼吸に合わせ、技を行う。
改めて合気道の難しさを実感して、これからも悩みながら稽古をつづけていかなければと思いました。
最後に、広島の元岡師範、大阪の須磨師範、諸先輩方、道友の方々、そしてなにより合気道との
出会いに感謝しながら、昇段審査に望みたいと思います。
感謝・感謝・感謝、出会いと導きに。縁を大事に稽古に励み、その時の集約として審査を楽しんでください。審査、楽しみにしています。