11日に初段審査を受けられるHさんの感想文です。
12月10日
12月11日(土)に実施します昇級・昇段審査で初段を受けられるHさんの感想文です。
夢中で稽古した五年間
私が合気道を始めてから約五年が経ちました。合気道の稽古を通して、変わっていったもと未だ変わらないものが良くも悪くもたくさんありますが、それらを振り返ってみようと思います。
合気道を始めた当初、私は大学院生でした。院生生活に意義が見出せず、メリハリのない時間を過ごしていました。そんな日常に嫌気がさし、何か興味がもてそうな事をしようと思い、始めたのが合気道です。最初は各動作やその意味が全く分からず、相手の動作に合わせて受け身取ることに必死でした。ただこの辺が自分でも不思議なのですが、合気道をよく知らない内から稽古そのものが楽しいと感じていました。
大学院は結局一年でやめてしまいました。学校に行かなくなり、生活スタイルが乱れ、日常で人に接する機会が極端に減ってしまいました。そんな状況下でも前向きにやってこれたのは、稽古を通して道友の皆様に支えられていたからだと思います。その後、就職・失業・再就職といろいろありましたが、大阪合氣塾で稽古を続けられたことに心から感謝しています。
合気道で印象に残った思い出を挙げるとすれば、第45回全日本合気道演武大会です。合気道を始めて約一年たったころでした。武道館にいたたくさんの人や場の雰囲気に圧倒されました。テーマは片手取り自由技。私は須磨師範と組ませていただきました。演武の終盤で片手取り入り身投げができませんでした。四方投げは片手取り、入り身投げは正面打ちから入ると思い込んでいたため、頭が混乱してしまいました。この一件以来、最初の状態にから各技に入る動作に意識を向けるようになりました。
今後は「姿勢」をテーマにして稽古しようと思います。今まではテーマを持たずに稽古していました。昇段にあたり、何をテーマにしようかと考えたときに真っ先に浮かんだのが姿勢です。普段から背筋が曲がっていると指摘を受けており、まずはそこを改善しようと思います。
最後に、初段審査を受けさせていただくにあたり、稽古をつけて下さった須磨師範、諸先輩方、同僚の皆さまに感謝いたします。今後もよろしくお願いします。
日ごろより、愚直に努力を積み重ねるお姿に敬服いたしております。
今後ともご指導をよろしくお願いいたします。
11日(土)は所用で、残念ながら審査を拝見できないため、
いずれゆっくり、審査の時の事やいろいろお話をお聞かせください。
Hさん、初段審査受験おめでとうございます。
稽古にテーマを持ち、その時々の立場や状況で思うこと等を持ち続け、特に審査の時にそれを自分で見直す。合気道はいいなぁ、とつくづく思います。
最近、師範が”この部分を常に気にしながら稽古をしている”と言われているように、稽古の際に自分のテーマを持つことは、とても良いことだと、わたしは諸先輩から言われてきました。(姿勢、難しいテーマですよね。ふと気づけばとんでもない姿勢になっていたりして、自分で冷や汗をかくことがあります・・・・・・・。)自分に厳しく、稽古は楽しくしたいものですね。
今後とも、稽古を宜しくお願いします。
入門初日、右も左も分からない不安な時、初めて声をかけて頂いたのがHさんでした。
その時の嬉しく、有りがたい気持ちは今も忘れていません。
日々熱意を持って稽古されている姿を拝見すると、自分ももっと頑張らねばという気持ちになります。
有段者になられて益々ご活躍される事と思います。
これからもご指導よろしくお願いします。