
12月11日(土)に実施します昇級・昇段審査で初段を受けられるFさんの感想文です。
合気塾に入門したのは50歳手前、40歳を過ぎ、何にか打ち込めるものはないか、漠然と考える日が続いていました。しかし仕事の関係等もあって、なかなか実行に移す事ができませんでした。
合気塾には40歳前半に問い合わせの連絡を致しましたが、入門の決断をする事がでませんでした。約6年の歳月が過ぎ、不況の煽りもあって、新卒から勤めていた会社が、倒産・同月に父親の死去と、気が滅入ている時、再度合気塾へ連絡をさせて頂きました。早々、見学に伺い次の稽古日には体験稽古をさせて頂きました。
それ以来、稽古にはなるべく時間を取るようにしたり、稽古に行く事に迷いがある時は必ず稽古に参加しました。その時の自分自身の気持ちの中には、此所で休めば、何をするにも継続出来ない人間になってしまうかも知れない不安、続けなければ、何をするにも決断力のない人間になるかも知れない不安があったと記憶しています。
合気道の技は、その人となりが出ると思います。稽古を継続する事で、性格にも変化がでると考えます。おとなしい、消極的な人は、技を元気よくするなら日常生活も積極的になると思います。荒々しい性格の人は、技を丁寧にすることで、性格が穏やかになるかも知れません。技を追求しながら、それを通して生き方、人生をより良きものに換えられる、合気道であれば良いなと思います。
これまでの稽古を思い出しますと、スポーツ経験なし・持病の腰痛・視力の悪さ0.08など、不安な気持ち一杯の稽古始めでした。入門当時は、少人数での稽古が多く有段者の方と稽古する機会も多く、威圧感を感じた事もあったり、私相手に稽古していて、有段者の稽古になるのかと思ったりしましたが、親切丁寧に技の説明をして頂きました。良い諸先輩方や同僚の方と稽古できる環境が、初段審査を受けるまで継続できた要因だと思います。
私は、昇級・昇段を目指して、合気道を始めた訳ではりませんが、審査で自分の位置、目標を見つめ直す良い機会だと思います。
今まで、稽古してきて思う事は、合気道は自分に厳しくする道でもあり、融和の武道だと思います。
これからも継続して稽古する事により、まだ見えない合気道を捜していこうと思います。
「消極的な人は、技を元気よくするなら日常生活も積極的になると思います。荒々しい性格の人は、技を丁寧にすることで、性格が穏やかになるかも知れません。」という言葉に感銘しました。
この言葉を胸にこれからも稽古に励みたいと思います。
これからもご指導宜しくお願いします。
合気道を始めて約五年、早いですね。
入門当初は稽古に行くと殆どが黒帯で、私も不安を感じながら稽古してました。
今後もお互い頑張りましょう!!!
貴重な合気道観を拝読させていただきました。
ありがとうございます。
先輩の日ごろのご恩顧に少しでも報いることができるよう、
精進いたします。
以下、Mさんよりのコメントです。
小論文読ませていただきました。
合気道に真剣に向かい合い、心の支えとしているFさんの姿勢に感動しました。
このような方と一緒に稽古出来る自分は幸せです。
これからもお互い稽古に精進していきたいと思います。
以下、Oさんよりのコメントです。
この度の昇段審査に係る論文、拝読致しました。
私自身も合気道を始めた時、非常に不安な状況で、何度合気道や一緒に稽古して頂ける皆さんに助けられたことか。私の合気道の根底には、その時の思いに対する感謝があります。
私は、合気道はその人そのもの、人生そのものだと感じています。少しでも前へ、いろいろな意味で更なる高みに向かいたいものです。今後共、更なる稽古を宜しくお願い致します。
是非、思う存分の審査をお受け下さい。頑張って下さい。
以下、Hさんよりのコメントです。
シニアのコメントは、なかなか・・・味わい深い、心に響く内容です。
普段の稽古を反省させられるご意見ですね!素晴らしい。