初段審査に合格されました宝塚教室のHさんの感想です。
4月04日
合気道について
「何か武道を習ってみたい」と最初に思ったのは15年前、ドイツに短期留学していた頃でした。滞在ビザを得る為に通っていたドイツ語教室で「自国独特の文化を説明する」という課題が出た時に何か武道について話せると良いなぁと思いながら、その時は座禅について話しましたが・・・。留学を終えて仕事に忙殺されつつ5年が経ち、ある日の楽屋でハープ奏者とお喋りの最中に「武道に興味が」と呟いたところ「うちの子が合気道をやっているから行ってみる?」とのことで宝塚教室・羽賀先生のお稽古を見学させて頂いたのが出会いでした。
その日から約10年もお稽古を続けられたのは、指導者各位のお導きと一緒に稽古をして下さる皆さまのお陰であることは元より、その「面白さ」と「一生稽古」である点です。
この「面白さ」「一生勉強(稽古)」については私の本業とも通じるものであり、本業においては日々発見と試みに満ちた自己練習やオーケストラのリハーサル・本番を楽しんだり上手くいかなくて少し落ち込んだりしています。ただ一つ違うのは、合気道において一人の稽古では得難いものが余りに多いという事でしょうか。
この事を判っていながら仕事の都合で稽古が出来ない日が続く事も多く、そんな時は心身共にモヤモヤしながら過ごした結果、初段の審査まで約10年を費やしてしまいました。しかしながら、これは宇宙の予定調和の類であると思い、合気道の入り口にようやく立てた気分です。
どれだけ練習を重ねても次の課題が見つかる本業に、課題だらけの合気道が少しでも追いつく日を目標にこれからも研鑽を積んで参る所存です。
今後とも、よろしくお願いいたします。
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