故 佐々木の将人師範のお言葉
5月13日
学生時代の合気道部の師範で人生の師でもある故佐々木将人先生が書かれた「人生山河ここにあり」(マネジメント社)を読んだ中で私の人生に影響を与えてくれた言葉を下記しますので参考にして頂ければと思います。
たらいから、たらいへ
人生は、心一つの置きどころで変わる。
テレビは、我が家の「劇場」、我が家は七つの劇場(チャンネル)をもつ。夏の扇風機は、吾に仕える腰元。
タクシーは、運転手つきの自家用車と思えば社長気分。
タクシー代は、運転手への給料と思えば、実に安い。
女房は、所詮他人、されば、愚妻とて気にならずー。
隣の夫人が、たまたま手伝いに来ていると思えば、礼こそ言えども、腹はたたない。
金がないときは、金を出して貧乏の修行中だと思えば楽な事。
どうせ裸で生まれ、たらい(産湯)から、たらい(棺桶)に移る人生である。己の安定の為の職業は糞くらえ!
答えは、誰でも同じことー「死ぬ」なれば、その死に至るプロセスこそ大切よ。
そのプロセスの材料も、これまた同じー。
目は二つで、鼻一ッ。足で歩いて、手で掴み、尻でもの言う人はない。
立って半畳、寝て一畳、ふとんの良し悪しも、寝るまでのこと。寝てしまえば、駅のホームのベンチでさえ、宇宙の褥(しとね)となりにけり。
着る物は、せいぜい着ても一着。御飯は、せいぜい二杯か三杯。
「寝だめ」「食いだめ」「着だめ」も出来ず。厠の姿は皆同じ。泣いて暮らすも,笑うて住むも同じこの世の浮世、なり。
苦の後に楽があるから「苦楽」にして苦と楽は、車の両輪の如く付いているから『極楽(ごくらく)』というのか・・・。
何はともあれ、雨漏る我が家、その日暮らしの生活なれども、本が読め、字が書け、吾に師あり、友あり。
体は、健康にして自由。
物資に貧なれど、心は豊なり、豊かなり。
何かあるのが人生。
その何かを一つ一つ解決していくのが、また人生。
されば、悠々として、人生を楽しむ!!
さてさて、俺は、道化者か、道楽者かー呵々
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