お知らせ

3段審査に合格されたK林さんの感想です。

12月31日

今回、3段の昇段試験を受けることになりました。ここに至ることができたのは、師範の指導および大阪合氣塾所属の皆様と一緒に稽古させていただいたお蔭であり、師範ならびに皆様にとても感謝しています。

さて、合気道の稽古をするなかで、「合わせと繋がり」の精度を高めていくことを目指していますが、そのためには稽古では、「姿勢」、「呼吸」、「受けの行き場」を意識するようにしています。稽古で意識しているこれらについては、日常生活においても、日々、意識するようにしており、その関連性は次の通り考えております。

まず、姿勢については、姿勢が悪くなると体の中心の力が伝わらなくなり、また、軸も保てなくなります。技をかける直前までは、正しい姿勢でも、技をかける際に、手元を意識しすぎると目線が低くなり、姿勢が悪くなることがよくあります。また、疲れがでると正しい姿勢をとることへの意識が薄れ、姿勢が悪くなってしまうこともあります。軸が保てなくなると、繋がりがなくなり、受けをコントロールできなくなるので、常に正しい姿勢をとれるよう心がけたいです。日常生活においても正しい姿勢は、見た目の良さだけでなく、自信、覇気や気持ちを伝えることにもつながるので、正しい姿勢は基本であることを常に心に留めたいです。次に、呼吸については、相手からのプレッシャーを感じると呼吸が止まって力が入ります。また、合わせの際にも呼吸が止まると遅れてしまい、タイミングが合わなくなります。呼吸を止めず、動作と呼吸のタイミングを合わせて技ができるように意識していきたいです。日常生活の中でも、他人から批判を受けることや無理な押し付けなどがあると感情が高ぶり呼吸が止まって、力が入り、相手と衝突してしまうことがあります。呼吸を整え、感情の高ぶりを抑えて、しんどい状況においても相手に向かい合い、話をよく聴き、よく考えて、相手との衝突を避けるように心がけていきたいです。受けの行き場ついては、技をかけたときの受けとの立ち位置や、技が受けにどのようにかかっているかをイメージし、受けの動きを妨げず、受けがスムーズに体を運べるような技ができることを目指したいです。日常生活においても、相手の置かれている立場や状況をまずイメージすることを心がけ、どの行き場であれば相手は納得して進むことができるのかを意識し、相手を導けるように努力していきたいです。

日常生活の中でも合気道で気を付けていることと同じことを意識し、それを習慣化させ、自分に染み付くようにし、合気道の技の向上だけではなく、日常生活についても周囲との「合わせと繋がり」を心がけ、自らの成長に繋げていきたいです。

 

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