お知らせ

16日(日)の昇段審査で2段に昇段されたK林さんの小論文です。

12月17日

2段審査課題 小論文

大阪合氣塾にお世話になり、ちょうど2年が経ち、今回四半世紀ぶりに昇段試験を受ける機会をいただき、ありがとうございます。また、この2年間、一から合気道をご指導いただいた師範及び道場の皆様方に非常に感謝しております。 

もともと合気道との出会いは、小学生の4年生頃、両親が何か運動をやらせた方がいいと考え、父が祖父の勤める会社の同僚が開いている合気道の道場へ私を連れて行ったことに始まります。同年齢の子供より、小柄で、力も弱かったので、「力が強くなくてもできるよ」と聞いて、入門したように記憶しています。中学生に入ってからは、2年の半ばに一旦中断、高校に入ってから再開したものの、2年の半ばで再度中断となりました。大学入学後、再開し数ヵ月後には初段は取得したものの、その後の合気道の上達のイメージが持てず関心が薄れ再度中断となり、それから長らく合気道からは遠のくことになりました。

その後、時は流れたまたま子供の同級生やその親達が、近所で合気道を習っていることを聞いたことを機会に、大阪合氣塾に出会うことになりました。  稽古し始めて気付いたことや感じことは、3つあります。  まず1つ目ですが、以前、通っていた道場では7人の指導者が、当番制で担当され、技のかけ方もそれぞれ異なり各技のイメージが持ちにくく、また道場としてどのような合気道を目指しているのかが理解できないことが悩みとなっていました。大阪合氣塾では、師範がどのような技を伝えようとしているのかが分かりやすく、道場に来ている他の方々と共通のイメージを持って稽古ができるのがとても楽しいと感じています。  2つ目は、受けの取り方や受けの力の伝え方について、指導をしてもらえることにより、受け、取りともにしっかりとした稽古をすることができ、受けの対応が稽古の質の向上に結び付いていると実感しています。  3つ目としては、剣や杖の稽古を経験することにより体術との動きの共通点を理解させてもらえ、共通点があることに対する不思議さを感じ、益々合気道に対し、興味を感じるようになりました。またいかに、体術においても体重のかけ方や体のさばき方について意識していなかったかが良く認識できました。

最近の課題は、相手との出会いでの合わせをいかにぶつからずに対応するかということです。普段の稽古でもうまく合わせられず、かなり力が入ってしまいがちです。特に演武大会といった緊張する場面では、合わせることがさらに難しくどんな時も平常心を持って合わせられるように鍛錬していきたいです。また、前述の通り受けの重要性は理解しているものの力不足なため、今後は受けの強化を図っていきたいと考えております。  現時点で、自分の社会生活の中で合気道をどれだけ活用できているかとなると、正直なところ良く分かりませんが、日常生活においても平常心で、相手と合わせるところから入る意識を忘れないようにしていこうと思います。

 練習に打ち込みたくなる雰囲気の道場で稽古できることを感謝し、これからも修練していきたく今後ともご指導よろしくお願いします。

 

以上

 

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