佐々木将人先生の講習会につきまして
8月12日
須磨です。
佐々木将人先生の講習会の感想です。
8月8日(土)から9日(日)に佐々木将人先生をお招きして合気道講習会を開催しました。佐々木先生は、合気道開祖植芝盛平翁先生より直接指導を受けられました直弟子であり、また昭和の哲人中村天風先生からも教えを受けられました現在では数少ない先生です。その素晴らしい先生から2日間に渡り合気道につきまして、また物事の考え方や人生の深さにつきユーモアを交え私達にもわかり易く説いて頂きました。
8日(土)の片山市民体育館での講習会は当塾の会員のみの参加で、初心者にも分かる様に受身の仕方、礼の仕方、立ち方、坐り方、また坐呼吸法、両手持ち呼吸投げ、片手取り四方投げなど基本技を中心にご指導頂きました。
特に坐呼吸法は先生の前では全くできず悩んでおりましたが、先生よりヒントを頂き少し骨(こつ)を掴んだ様な気がしました。技をされている時、動かれている時、先生のお姿は肩の力が抜け、背筋が真っ直ぐに伸び、両肩のバランスが偏っていないとても綺麗で私達の目標とするところだと強く感じました。
また呼吸と同様に力も出し切ることの重要性も教えていただきました。
そして8日(土)の夕方には宿泊先であります箕面観光ホテルにて先生の歓迎会をしました。中今塾の西守先生、合気道小嶋会の小嶋先生にもご出席頂き楽しい一時を過ごすことができました。
また歓迎会の前に先生と一緒に温泉に入り先生のお背中を流す貴重で有難き体験もすることができました。先生の御身体はとても柔らかくとても82歳の方の御身体とは思えませんでした。
9日(日)の洗心館での講習会には、奈良県支部の窪田育弘先生、武産館道場の川崎弘徳先生、富山合気会の島恵司先生、奈良県支部西大和会・正勝会の冨永峰男先生、中今塾の西守先生、合気道小嶋会の小嶋先生など名立たる先生方やその道場の皆様、そして加古川合気会、泉州合気道協会、乾悠会より道兄、道友の皆様に集まって頂きました。誠に有難うございました。
講習会では開祖よりお聞きになられた貴重なお話や武術と武道との違いなどを基本技を通して、またユーモアを交えて分かりやすく示していただき参加者一同楽しく稽古する事ができました。
先生の呼吸力は年々凄さを増してるように感じられ、まるで高速で回っている独楽のように一見すると止まっているかのように見えて、触ると渦の中心に巻き込まれ、そして弾き飛ばされてしまう呼吸力の強さを感じました。少しでも先生の域に近づこうと稽古してもなかなか達することのできないもどかしさを改めて感じた講習会でした。
先生のお言葉で特に印象に残りましたお言葉は、「中心を立て、分を明らかにし、中心に結ぶ」でした。全ての技に通じると思います。
今回、ご参加された皆さんはどのような感想をお持ちでしょうか?
また残念ながら今回ご参加頂けなかった皆さん、是非来年はご参加頂き不思議な合気道の世界を実感頂ければと思っております。
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