6段位に昇段されたHさんからのメッセージです。
1月28日
須磨師範および大阪合気塾の道友の皆さま
「六段昇段に際して」 2022年1月吉日
- 今回、過分にも六段位に昇段させて頂きました。師範相当の実力も気力もなく、ただただ段位の重みに恥じ入るばかりです。昇段も須磨先生そして道友皆様のお力添えのお陰であると感謝しています。
師である須磨先生には、不実・不肖の弟子である私に対する、厳父の如き、弛まぬ、不断のお導きと、慈母の如き、思いやり溢れる温かい視線、叱咤激励の無言の声を常に感じさせて頂いています。師の教えに響かぬ不肖の弟子にはもったいなく、有難いことであります。
ひたむきに、気高く、強く、一筋に、道を極めようと進まれる師の背を追いかけるばかりです。素晴らしい師との貴重な出会いに、掛け替えのないご縁の深さに感謝の言葉もありません。改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。
この機会に大阪合気塾の「精神の底流に流れるもの」、「大切な教え」を皆さんと改めて共有したいと思います。須磨先生の学生時代より人生の師であり、10年前にお別れしました故佐々木師範のお教え(語録)を皆さんと今一度、共有し,当塾の精神的な価値観、重層重低音として流れる人生観・その教えを次世代にも伝えたいと願います。
私も、師のその師の教えを常に読み返し、諷誦しつつ、倦まず、悩まず、諦めず、その時まで、この道を一歩、一歩、丁寧に歩んで参りたいと思います。
●以下、当方の記憶によるものです。皆さんで適時、加筆訂正しつつ、次世代の仲間に伝承して参りたいと思います。
(佐々木師範人生録)
位(くらい)、人臣(じんしん)極めた逸材も名も無き一介の凡人も、目は二つで、鼻は一つ。 足で歩いて、手で掴み、尻で物言う者はない。
立って半畳、寝て一畳。天下獲っても四畳半。着物は1着、ごはんは2膳。酒は飲んでも2合まで。着貯め、食い貯め、寝貯めも出来ず。風呂に入れば、皆はだか。厠(かわや)の姿は、皆おなじ。
老いも、病も、貧乏も、全て人生の糧(かて)。泣いて暮らすも、笑うて暮らすも、同じ浮世のこの世界。
何かあるのが人生で。
何とかするのが人生で。
何とかなるのが人生で。
嵐の中でも、時は往く。過ぎてしまえば屁のごとし。
されど心と身体は今、現在を要し。
昨日は返すに由無く、明日はまだ我が手にあらず。
今、今、今、今の中、今に生きる。
されば、こころと身体には喜びと楽しみを与えつつ悠々と、人生道を歩む。
楽しくなければ人生じゃない。
楽しくなければ生きていけない。
さあ、にっこり笑って
「俺はついてる、おれはついてる。俺はついてる。。。。。。」
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