3段審査に合格されたMさんの論文です
4月02日
「参段審査にあたり」
この度、須磨弘師範に参段審査の受審をお許し頂き、無事に受審を終えて合格することができました。
弐段審査から5年、入門から13年が経過しましたが、私にとってこれまで参段への昇段は確たる目標でした。以前より道場の先輩からも、「参段で一人前」の意味のアドバイスを頂いておりましたし、何より須磨先生から「弐段までは基本を忠実に守る。参段からは自分の合気道を作り上げていく」との教えを頂いておりました。その区切りとなる参段に自分が辿り着くことができたという充実感と、またこれから新しい歩みが始まるとのやる気で一杯です。
入門当初より、それまでの人生で全く経験の無い合気道の動き、感覚、考え方に触れたとき「道場には、これまでの自分の価値観や判断基準を持ち込んではならない。」と強く決心しました。自分が考える「できている、できていない。」「自分や他人の技の巧拙」「自分の技が効いているか、否か。」「今自分が行っていることが何につながるのか」等の自己評価には意味が無く、須磨先生が目の前で教えてくださることを単純に無心で全力でやる、ということのみを心掛けて参りました。その結果、先生の教えを、自分で足し引きすることも、変形することも無く、ストレートにそのまま十二分に味わうことができたと感じております(その教えをどれだけ自分のものにできたかと思わざるを得ないのですが、その思いも自己査定になるので控えます…)。今も毎回の稽古で新しい発見に出会い、新鮮な喜び、楽しさがあります。
そのように始めた合気道の歩みの中で、矛盾するようですが、自分の技、動きが一つずつ積み重なり、ゆっくりですが一歩ずつ自分が道を進んでいることの確かな実感があります。ここに大きな充実感と喜びがあります。これからも、自分の歩んできた道を振り返ることと、自分の前に続いている道を無心に歩んでいくことを無限に繰り返して進んでいきたいと思っております。
参段審査を終えて、須磨先生から「技を流れ良く行う」「下の人に伝えられるように正確に行う」とのお言葉を頂きました。また常々、「肩の力を抜いて!」と何度も何度もお声掛け頂きます(道場の皆さんはよくご存じのように、技でも人間関係でも、とにかく自分本位で不器用な自分です…)。
まずは、これらの教えを当面の目標に、これからじっくりと腰を据えて、自分の合気道を一つ一つ作って参ります。同時に須磨先生から教えて頂いた合気道を自分勝手に変容すること無くそのまま次の方々に伝えて参ります。
日々の生活の中で、合気道の稽古時間は、何にも代えがたい特別な時間です。私の人生にとって合気道は、単に楽しい「趣味」に留まらず、生涯を通して歩む「ライフワーク」です。このようにかけがえのない合気道を、私は心より尊敬しております。
須磨先生が、しばしば稽古の最後に、その日の稽古を総括され、最後に「また、やります。」と仰ります。そのお言葉を聞くたびに、毎回私は感謝と期待で胸が一杯になります。
私は、これからも大阪合気塾で、須磨先生の教えの下、今泉先生、指導員、先輩、後輩の皆様と共に合気道を歩んで参ります。

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