お知らせ

3段審査で合格されましたSさんの小論文です。

9月18日

9月16日に実施しました昇段・級審査で、3段審査に無事に合格されましたSさんの小論文を下記しますのでご参考にして下さい。
大阪合氣塾 須磨弘

【三段審査を終えて】

三段審査を終え、感想を述べたいと思います。

 まず、仕事の都合で普段武器技の稽古が全くできていなかったので、審査を受けることにはためらいもあったのですが、須磨先生から稽古の機会を設けていただき、審査を受けることができました。ありがとうございます。

 審査の意義は人それぞれだと思いますが、今回受けてみて、私にとっての最大の意義は技を覚えていかなければならないことに気づかされたことでした。普段の稽古は前で説明を受けた技を反復稽古するだけですが、稽古の頻度の低い技はなんとなく体では覚えていても、いざやってみよと言われると記憶が曖昧で、人に説明できるような代物ではありません。段位が進むにつれ、受け身に稽古するだけではなく、聞かれればその技について説明ができるようになっていかなければならないのだなあということに今更ながら気づかされました。年々記憶が頼りなくなってきていますが、できるだけその技の形やポイントを頭でも覚えるように心がけたいと思います。

 もう一つ、審査の意義ではありませんが、今回Sさんのご好意で審査の動画を撮っていただき、普段ほとんど見ることのない自分の動きを見ることができました。ざっと見ただけでも細かい修正点がいくつか見つかり、今後の稽古の参考になりました。ビデオで自分の動きを見て修正するというのはゴルフレッスンなんかでは当たり前になっていますが、こういう文明の利器の威力を改めて実感しました。ありがとうございます。

 ところで、最近武器稽古ができていないと言いましたが、合気道の武器技は若い頃の私に大きな影響を与えました。細かい話はここでは割愛しますが、こちらが素手で相手が木剣を持っているという絶対的に不利な場面設定では、合気道で一般によく言われる、たとえば「楽しくやる」、「特定の場所を注視しない」などの言葉が、とても深みとリアリティを持ちます。こういう状況での、大げさに言えば擬似的に死線を越えるような体験と、そこから得られる心の持ちようは、至って平和な人生しか歩んでこなかった自分を、少しはまともにしてくれたと思います。

 最後に、須磨先生はじめ日頃指導してくださっている方々、ともに稽古してくれている皆さん、改めて感謝申し上げます。おかげさまで、介護保険第一号被保険者の年齢になっても、少しずつ進歩を実感しながら日々楽しく稽古できています。これからもよろしくお願いいたします。

 

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