お知らせ

3段審査に合格されましたKさんの小論文です。

9月09日

4年後の自分へのメッセージ」~三段審査を終えて~

 合気道の技を言葉で説明するのは難しい。見取り稽古でも、目の錯覚によって間違った理解をしてしまうこともあり、見様見真似ではできない。だから、私たちは先生から学び、同じ技を何度も何度も練習し、研究し、修正し、上達し、伝えていく。

「三段取得から400日以上且つ3年以上の稽古日数」。これが四段審査を受ける条件なので、週2回の稽古を継続していたら年間104回、4年後の2028年の今頃、次の審査のための稽古に励んでいると思う。今日、三段審査の合格をもらった私は、ここで4年後の自分に問いかけてみたい。


【「結び」の稽古は上手になりましたか?】

「結び」の技を言葉で説明するのは難しい。「結び」の感覚は、相対している二人にしかわからず、目では見えない。技をかける動きの中で「結び」の状態を維持することはさらに難しい。相手との接点から身体の中心に伝わる各部位で、一部でも力が過度にかかっていたり抜けていたりすると「結び」が途切れてしまうからだ。また、「結び」の前提には、正しい構え・姿勢がある。半身の体形、丹田と腰板への意識、剣を振る動作をいつも思い出していてほしい。できるだけ肩を落とし、肩甲骨を柔らかく、相手の力の方向と強さを感じながら制し、「ぶつかってぶつからない」方向へ相手を誘導する技術を、これからの4年間で是非習得していてほしい。4年後も、須磨先生は通常稽古の前に、私たちに「結び」の稽古をしてくれているはずだ。受けていただいている先生の反応は、まさに自分自身それができているかどうかを表してくれているはずだ。

ここに書き留めたことは「結び」についての今の解釈であり、4年後には変わっているかもしれない。また、人それぞれ別の解釈があって、その違いを話し合ったり、試してみたりしているかもしれない。それはそれで合気道の楽しみ方のひとつであるとも思う。もし、4年後の自分が別のもっと効果的な方法を見つけて習得しているのなら、それは嬉しいことだ。


【剣と杖の自主稽古は続けていますか?】

今日の稽古前の30分、Aさんに太刀取り・杖取りの稽古をお願いし、須磨先生から丁寧にご指導をいただいたおかげで、なんとか審査を乗り切ることができた。太刀取りも杖取りも、理合いを十分に理解していなかったのが原因だが、その時間で細かな動きを修正できた。例えば、「太刀取り(切り返し・肘固め)はまず入身転換で体をさばき、反転と同時に相手の剣の柄を上方向の持ち上げ、剣先を下からまっすぐ相手に向けて制する」など、今日教わったことを忘れないように、4年後の自分は武器の稽古を継続的に行っていてほしい。剣の素振りは稽古の前後でもできるし、近くの公園でもできるので、習慣のように稽古できる。

今日の審査の後、「正しい剣の振りを意識して体術に活かそう」とのアドバイスをHさんからいただいた。前回、二段審査の時にも「剣を振った時の剣先がいつもブレている」との指摘をいただいていたのを思い出した。アドリアンさんは自宅の屋上でいつも剣と杖の稽古をしているらしい。四段を目指すならば、今日の反省点を活かしていてほしい。

最後に、須磨先生はじめ、諸先輩方、一緒に稽古をしている仲間の皆さんからいただくアドバイスは、シンプルだが的確で、てこの原理のように何倍にもなって、いろいろなことを教えてくれる。そういう環境を大切にしていますか?いろんな場所で稽古を通じて出会うたくさんの人と合気道を楽しみ、4年後の自分が豊かな人生を送ってくれていれるとすごく嬉しい。 以上

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